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2012-03-31 ギリシャ危機と聖闘士星矢Ω [2次元@アニメ/コミックス感想]

バブルの崩壊から長らく青息吐息だった日本経済を尻目に、EURO圏の好調ぶりをアピールした2004年のアテネオリンピック。たった8年前の出来事ですがあの頃の輝きは今は昔。財政の粉飾を暴かれ経済的信用不安を招いたギリシャはいわゆる欧州ゾブリン危機のきっかけになってしまいました。現代において国の財政はどこも赤字。国の信用によって国債を発行してなんとか運営しているのが実情ですが、この信用が崩れると一大事。貸し手がいなくなりいとも簡単に国家は破綻してしまいます。特にEUROはひとつの国ではなく同一通貨を使用する加盟国全体で信用を得ています。その一端でも破綻すればそれはすなわちEUROの破綻と同義。スペインやイタリアなどの他の財政赤字国も国債が発行できなくなり共倒れになってしまいます。これはいかんと今月大量の資金を投入してなんとかギリシャのデフォルトを回避しましたが、そのダメージは深く、資金を受け入れたギリシャはその引き替えに今後緊縮財政を強いられ貧乏暮らし確定。資金を供出した他の国も国民からの理解は得られておらず、内外でギクシャクした嫌な雰囲気が蔓延。お互い手を取り合って豊かになりましょうというEUROの理念はマンガ絶望先生で言うところの「共同幻想」でしかなかったというわけです。そしておそろしい事にこの危機は完全に回避できたわけではなくまだ煙は燻っており、いつ再発火してもおかしくないということです。これは日本も対岸の火事だと傍観できるものではなく、貿易国である我が国にとっても重要な問題で、今後もギリシャの動向は注視しなくてはなりません。

とまあ、経済事情に疎い自分がネットを駆使してそれらしく語ってみましたが、言いたいことはつまり、ギリシャが危機だって事です。ええ、大事な事なのでもう一度言いますが、ギリシャが危機なんです。そんな時に我々が思い出さなければならないのは一つ。

そう。かつてギリシャや世界の危機に立ち向かった戦士たち。聖衣に身を包む聖闘士(セイント)の存在でございます。というわけで4月1日からテレビアニメシリーズとして放送が始まる「聖闘士星矢Ω」前回のテレビシリーズから実に23年ぶりに新作の登場です。当時小学生だった自分もいつのまにかおっさんに。月日が経つのは早いですね。風呂上がりの身体に漂う湯気をコスモ(小宇宙)と呼んでドヤ顔になったり、縄飛びをぐるぐる回してネビュラチェーンと叫んでいたのは良い思い出。今回の聖闘士星矢Ωがどんなアニメになるか現時点ではよく分かっておりませんが、とりあえず前回の主人公である星矢とヒロインのアテネ(沙織)は登場することが確定。そして序盤の真のヒロイン、蛇遣い座のシャイナさんが出ることが分かり歓喜。今回最も注目する春アニメになりました。

ちなみに下記の雑誌を購入しました。なんと今後あの海蛇座(ヒドラ)の市が意外なかたちで登場とのこと。
やべー楽しみ過ぎる。

聖闘士星矢ぴあ (ぴあMOOK)

聖闘士星矢ぴあ (ぴあMOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2012/03/29
  • メディア: ムック


追記。第一話目の感想です。

・プロローグ
サンクチュアリでしょうか。ギリシャ神殿の柱が列ぶ花園でアテナと赤子が戯れる。パステル調の色彩と少女アニメのようなキャラデザに少し驚くも、これはこれで悪くないとすぐに順応。そして場面は暗転というか赤黒。なんだか怪しいおっさんの声が響き地割れが発生。アテネが赤子を抱えたまま吹っ飛ばされる。ピンチだ。アテネのピンチだよくわからんけど。
そこにサジタリウスの聖衣(クロス)に身を包んだ星矢が登場。しばらく見ない間におしゃれさんになりましたね星矢w。シャープな黄金のクロスにあえて純白の長いマフラーを合わせるあたり、かつての泥臭い星矢の面影はありません。悪魔将軍のような敵のおっさんとは旧知の間柄なのでしょうか。たいして会話せずにどつきあい開始。そしておっさんのグングニール?と星矢のペガス流星拳が激突。光芒が溢れ周囲が光りの渦に。

・オープニング
星矢のナレーションから、ピアノの旋律に合わせてしょこたんの清々しい歌声で始まる「ペガサス幻想verΩ」ちょっと大人しい印象でしたが、第二小節からは元祖ペガサス幻想を歌っていたMAKE-UPの熱いボイスが重なりスピードアップ。俄然テンションが上がる。

・本編
成長した赤子こと光牙とシャイナさん登場!強襲型ツンデレの元祖ともいえる彼女。仮面の下の素顔を星矢に見られたことから、執拗に星矢の命をつけ狙うも実は星矢を愛しており、星矢がピンチに陥った際には身を挺して守りつつ告白。それまでのコワモテな態度から一変「あたしなんかが好きになってゴメンね」みたいな殊勝な台詞を言い放ち当時の少年達の心をわしづかみにしたシャイナさん。そんなシャイナさんが教育係になっているというのに、主人公の光牙はよりにもよって反抗的な口答えをして修行を離脱、アテネこと沙織さんの元に向かいます。かつてのシャイナさんの弟子、カシオスが生きていたら光牙はこの時点でくびり殺されていたでしょう。
ちなみカシオスとはコイツ。


海辺で沙織さんとの会話後に悪魔超人が再び登場。ピンチだ。アテネのピンチだ。やっぱりよくわからないけど。そこに沙織さんの執事辰巳とシャイナさんが駆けつける。必殺サンダークロウを放つもあえなく倒される。仮面が割れて再び素顔を晒すシャイナさん。ひさしぶりに素顔を拝見しましたが、相変わらず美人です。赤い口紅が大人の色香を漂わせており興奮。思わずAMAZONでフィギュアを注文。

そしてコスモ(小宇宙)に目覚める光牙。クリスタルが輝きペガサスが現れる。ペガサスが溶けて光りの帯となりクロスとして主人公に装着されるシーンに少々がっかり。ペガサスを模したオブジェがはじけてそれぞれの部位が鎧として身体に装着するシークエンスが聖闘士星矢の醍醐味であり、数あるヒーロ者と差別化されていた部分だったのですが・・・。これフィギュア化する際どうするんでしょう?
若干置いてきぼりを喰らいつつ放たれるペガサス彗星拳@光牙。そして良いところで次回!気になったのはやはり沙織さんよりもシャイナさんの安否だったり。

次に聖闘士星矢ぴあ。定価1000円とお値段は張りますがそれなりに読み応えはあります。


新シリーズのスタッフのインタビューが満載。そして今後のネタバレを含む設定集。

後半は聖闘士星矢クロニクルと題してこれまでのTVシリーズやOVAのストーリーをダイジェストで紹介。読み返してみるとずいぶんと忘れていたことが多くてびっくりしました。
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