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2013-05-06 QUIXXでバイクの小傷をリペア ドイツの科学は世界一ィィィィイイイ! [3次元@バイク]

GWらしく、プチツーリング(ヤビツ~宮ヶ瀬&箱根十国峠)の写真でもUPしようかと思ったのですが、走るのに夢中であまり写真を撮っていなかったので本日は、最近購入した小傷リペア商品、QUIXX(クイックス)のレビューでも。

我が愛車ZX-14Rのカラーは、メタリックブラック。大型な車体を引き締める効果があってこの色は大変カッコイイ。しかし、ブラックカラーというのはちょっとした線傷でもはっきりと視認できてしまうのが欠点です。これはクリア層にできた僅かな傷でも下地が黒のため明暗差がはっきりと出てしまうからです(根拠なしの妄想)。高級感はあるけれども、ほんの些細な事で傷が目立ってしまう繊細な柔肌。それがブラックカラーです。柔肌すぎて、洗車でも細心の注意が必要です。奇麗に洗車したつもりが、気がつけば磨き傷が増えただけというのはよくある話。むしろ汚れなど気にせず触らないのが一番だという過激論まで出る始末。

とはいえ、最近のバイクの場合、カウルなどはABS樹脂のため、傷の補修は比較的安易。立ちゴケなどで下地にまで達する大きな傷でもプラモデルの延長線上でなんとかなります。(経験済み)・・・しかし、厄介なのはタンクなどの金属部分に出来た傷。こちらは処理が難しい。金属部の場合、クリア層に出来た僅かな傷でも安易に手を出すと、取り返しが付かない気がして躊躇してしまいます。そんなわけで下のように出来た傷についてどうすればよいか頭を悩ませておりました。

これはサバゲー会場で駐車していた際、おそらく飛び石で付いた線傷。写真中央にうっすらと白い線が見えますでしょうか。指で触れた感じでは明確な引っかかりはありませんが、1m~2mの距離ではっきりと分かる線キズになっています。


さてさてこのキズをどうしたものかと、バイク用品店で物色。そうしたところ、見つけたのがこちら、QUIXX(クイックス)なる商品でした。

ドイツ生まれの塗装面リペアシステムで、某ドイツ自動車メーカー純正採用されているとのこと。『従来のキズ処理の概念を覆す』と、なかなか鼻息の荒い(ちょっと怪しげな)謳い文句です。その特徴は、クリア層にできたキズをコンパウンドのように削って「均す」のではなく、塗装を「塑性変形」させることで、キズ面を埋め表面を平らにすることだそうです。・・・なんじゃそりゃ。つーか「塑性変形」ってなんですか。意味が解らないどころか。まず読めません。仕方がないので、デジタル大辞泉で検索。以下のよう読みと意味であることが分かりました。

そせい‐へんけい 【塑性変形】:物体に外力を加えて変形させ、その後、外力を取り去っても残る変形。外力の大きさが弾性限界を超えた場合に生じる。

・・・うん。全然理解できない。公式HPで仕組みを確認なるほど溶剤の力で塗装を移動させるのか。これが本当ならマジで画期的ではないか。お値段は2780円とかなり強気な値段設定と相まって妙な説得力があります。でも、それって某化粧品商法のような気も・・・

えええい!買わない理由を探すのでなく、買いたい理由を探すのだ。そう、キズを治したい、それも安易に、劇的に!読んで字のごとくクイックかつ半永久的に効果が持続するというその言葉信じてやるぜぇ、とワイルドに購入。早速中身を出してみました。

ポリッシュ剤の入ったチューブと、フィニッシュ剤が入ったチューブ。それに専用クロス×2と耐水サンドペーパが同梱されていました。ポリッシュ剤は通称「1液」成分はポリエチデル(?)と酸化アルミニウム。フィニッシュ剤は通称「2液」成分はアルミニウムケイ酸塩とポリジメサシオクサン。耐水ペーパは番目不明。指触り的には1500~2000番台でしょうか。それにしても溶剤の成分が気になります。塗装を動かすって劇薬ではないのでしょうか。でも手袋しろとは書かれていない。

まあ、とりあえずモノは試しとばかりに、使ってみます。使用方法は「1液」をキズの長さに合わせて0.5mmの厚さで塗った後は、円を描くように「力強く」キズとその周辺分を「磨」くとのこと。時間は約1分程度が目安だそうです。

実際磨いてみると僅かに擦過音が聞こえるので塗装を動かしているというよりはやはり研磨している?

さて、気になるのは「力強く」の部分。この商品はドイツ製。ということは当然マニュアルもドイツ人が作成したモノを元に日本語化しているハズです。それを鑑みるとこの「力強く」は日本人の想像よりもはるかに強いと思われます。屈強なドイツ人の「力強く」が如何ほどか。身近にドイツ人の知り合いはいないので、とりあえずジョジョの奇妙な冒険に登場したシュトロハイムさんになったつもりで、『ドイツの科学は世界一ィィィィイイイ!』と叫びながらガシガシ磨きます。専用クロスはとても柔らかいので爪による磨きキズに注意しつつ、バイクが揺れるほどの力で磨く。で、1分磨いたら濡れた布で余分な溶液を拭き取る。

・・・気になる結果ですが、確かにキズは目立たなくなったが、完全に消えたわけではありませんでした。ガッカリするオレ。しかし、説明書には「キズか明らかに見える状態の場合はもういちど同じ手順を2~3回繰り返す」と書いてあったのでもう一度チャレンジ。そうしたところ2回目の挑戦で、下の写真のようにキズが消えました。いや、実際にはうすーく僅かな傷跡が残っているのですが、クリア層が馴染んだのか白い線傷はなくなりました。

驚くべきドイツの科学力。理屈は納得てきないが結果的には宣伝どおりになってしましました。最後にフィニッシュ剤である2液でつや出し、表面仕上げを行い完了。もうどこがキズかは傍目から分からなくなりました。

スゴい、スゴいぜQUIXX。怪しいけど効果はありました。しかしながらこちらの商品ソリッド塗装、もしくはワンコートと呼ばれる塗装や、タッチアップ済みのモノ、あるいは経年劣化した塗装の場合はリペア効果が得られない場合があるとのこと。以上、QUIXXのレビューでした。

おまけ、没ネタのツーリング写真。







・・ね、中途半端でしょ。


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