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2013-04-20 一足早くCBR400Rに跨ってきました。 [3次元@バイク]

今にも雨が降りそうな天気の中、後楽園にあるSCSでZX-14Rのオイル交換。で、その帰りに青山にあるHonda ウエルカムプラザに立ち寄りました。お目当ては今年HONDA発売するCBR400Rです。

HONDAの400ccクラスのスポーツバイクといえば長い間CB400 SUPER FOURシリーズが唯一にして孤高の存在として君臨していました。乗りやすく、加速力があり、それでいてカッコイイと、非の打ち所が無いCB400 SUPER FOURシリーズ。他社のバイク乗りから「優等生」バイクと揶揄されるほど優秀であるが故、HONDAとしても、「これ以上何を求めるの?」と言った感じで、このクラスに新たなシリーズを追加する気配はまったくありませんでした。(バイク雑誌では毎年のようにガセ記事で煽ってましたが)

しかし、近年KAWASAKIからNinja250、Ninja400Rと立て続けにフルカウルのスポーツバイクを発売され、それが人気になった為か、ようやくHONDAも重い腰を上げ、ついに新しいラインナップを追加。それがRVF以来となるフルカウルのCBR400Rでした。公式には4月23日(火)に発売ということで、もう少しすれば巷で見かけるかもしれませんが、もうすぐ発売というわりにはまだ実物の写真がWEBやブログで多くないようなので写真を撮りまくってきました。お財布に余裕があったらマジで買いたい・・・。

まずは全体の写真。おお。カッコイイ!




リアビュー兼、スペックシート。実際は値引きもあるのでもっと安いと思います。(無責任発言)


ハンドル周り。フルデジタルメータのようです。デザインはわりとさっぱっりしています。エンジンをかけられないので点灯したメータの様子は撮影できず。メータの左右にあるインナーパネルが肉抜きされているのがポイント。軽量化を狙っていると思われます。


ミラーはデザインは違えど、構造はCB400SBと似ています。互換性があるかもしれない(無責任発言その2)


で、跨ってみました。車高はSB400SBよりやや高め。でもちゃんと足は付く。やはり自分ぐらいの体格だ400ccが丁度良いなぁ。手足共にぴったり。車体が固定されているため断言はできませんが、とても軽快な感じがします。取り回しも良さげ(妄想)。ハンドルはややアップハン気味。普通に座っても手首に負担がかからない角度です。


ここからはパーツ撮り。ライトとウィンカーの写真。ライトの鋭さが良い感じ。下に隈取りのような開口部があります。


続いてフロント周り。ブレーキはシングルディスク。CB400 SUPER FOURはダブルディスクなので、ちょと気になりますね。車体重量ほとんど差は無い(CB400SFのABSなし=194kg、CBR400R=192kg)、エンジン出力はCB400SFが53PSに対してCBR40Rが46PS)と多少差ありますが・・・なぜディスクを減らしたのだろう。コストの問題?でも、ディスクのデザインは素直にカッコイイ。



カウルを纏っていながら、エンジンの格好良さを「魅せる」スタイルが素晴らしい。CB形の伝統を受け継ぎつつスリム&スタイリッシュな方向に昇華しています。これはオーナをニヤニヤさせる事請け負い。


リアブレーキペダル。肉抜きされた斬新なデザイン。スポーティーな感じが出ています。


マフラー。



リアはプロリンクサスペンション。


シートは「リアシート」のみ開閉可能。受付お姉さんが開けてくれました。美しい手ですムフ。


収納スペースはこんな感じ。ある程度のスペースは確保されているので、ディスクロック程度なら入るかも。


ついでに同時発売のCB400FとCB400X。CBR400Rと共通の車体、エンジン、足回り。でもガワが違うと別物に見えます。


以上CBR400Rの写真でした。ああ、マジで欲しい。

おまけアシモ。


タグ:CBR400R

2013-01-09 遅まきながらZX-14Rインプレッション [3次元@バイク]



我が相棒のZX-14R。いつの間にか購入してから半年を経過しました。バイクを購入する際、実際に乗っている人のインプレって結構参考になるんですよね。実際自分もそうしたHPやらブログを参考にさせてもらったので、恩返しという意味でも、いつかちゃんとインプレしなければなぁ、と考えていましたが、これまで一度もまともなインプレをしていませんでした。ということで本日は遅まきながらこのバイクのインプレでも!

■慣らしについて
車にしても、バイクにしても、新車で購入した場合、「慣らし」と呼ばれるモノがあります。まあ、エージングみたいなモノですね。エンジンやらサスやらギアをいきなりフル酷使させず、ゆっくりと馴染ませてあげようという作業です。部品精度、組み立て精度が飛躍的に進歩した今日、果たして本当に必要不可欠な作業なのかは分かりませんが、人も、モノも長くお付き合いするには始めが肝心なのは間違いありません。というわけで説明書に記載された慣らし運転を試みましたが・・・はっきり言ってこのバイク、慣らし運転が不要というか、あまり意味がありませんでした。

説明書に記載されたZX-14Rの慣らし運転は二段階あります。第一段階は0~800kmまでの区間、第二段階は800km~1600kmの区間。それぞれの区間、エンジンの回転数を4000rpm以内、6000rpm以内に抑えて走向よ、というもの。この回転数しばり、排気量の少ないバイクだとけっこう苦痛らしいです。なぜかといえば、基本小排気量のバイクはエンジンの回転数を上げてスピードを稼いでいるから。低回転での走向とはつまり低速での走行ってことなので場合によっては法定速度を大きく下回って走行を強いられる事になります。

ところがZX-14Rの場合その逆でして、馬力がありすぎて「慣らし運転」なのに「法定速度」を越えてしまう危険性があるのです。なにせ馬力が200PSもあるモンスターバイク。第一段階の4000rpmでも一般道はおろか高速の追い越し車線でも事足りてしまいます。なので、第二段階である6000rpmは不要というか意味がない。普通慣らしと言えば、指定内のエンジン回転数で1速から6速までまんべんなくシフトチェンジしつつ走向するものですが、日本でこれをクリアするにはサーキットにバイクを持ち込むしかありません。


■車体と車重について。
1,441ccの排気量を誇る並列四気筒エンジンを搭載しているだけあって車体はとても大柄です。身長166(気合いで上下する)の自分としては両足の母指球がギリギリ設置する程度。通常走行時は問題ないものの、跨いだまま押し戻したりするのにはちょっと苦労します。降りての取り回しについては大変苦労します。走行中は重量を感じないバイクですがエンジンを停止させたコイツの重さは半端ない。購入したのをちょっと後悔するレベル。当たり前ですがハンドルの切れ角度もCB400SBの時とは別物。曲がらない進まないwしかも、変な力を加えると、すぐにバランスを崩すのでめっちゃコワイです。たった一ヶ月で二度も倒してしまったのもこの取り回しの悪さが原因。どちらも駐輪場での出来事でした。走行中は素直な奴なのに停車したとたん巨悪になるので購入する方は倒しても泣かない覚悟が必要。


■走行性能
まずは加速性能。これは申し分ありません。一速から六速までどのギアでもスムーズに加速します。アクセルを捻ると、するするとメータが上昇。それでいてドン付きもありません。とにかく「自然」にとてつもない速度域に達するバイクです。一方で、低速トルクも十分。一人で乗っても、タンデムでも、なんの苦労もなく発進します。なんと、一人乗りならアイドリングでも2速発進可能。つまり平地であればエンストすることはほとんどありません。続いて、旋回性能。けして機敏ではないですが曲がりたい方向に自然にスーッと曲がります。強力なブレーキ、トラクション・コントロール、バックトルクリミッターを装備しているので適当に走ってもなんとかなる懐の深さがあります。ただし、やはり車重があるので、フロントブレーキを過度にかけて前荷重で曲がるのは止めておきましょう。アンダーカウルを簡単に擦ってしまいます。まさかバンクセンサー(ステップの下についているアレ)より先にカウルが擦れるとは思わなかった・・・


■空力性能
空力についてはフルカウルということで、いわゆるネイキッドにくらべて前からの風については高い効果があります。タンクに身体を伏せなくても風圧が苦にならない。結果、長距離でも疲れません。しかし油断は禁物。横風はそれなりに影響を受けます。なおこのバイクの場合、特筆すべきは空力性能よりも廃熱性能です。フルカウルというのはエンジン周りを覆いで塞ぐようなものなので、当然熱がこもります。大出力のエンジンであれば熱量も半端ない。バイクによっては温風というよりも熱風がライダーの身体を襲います。夏などは皮パンでないと火傷するバイクもあります。そんな中、このZX-14Rは全然熱くならない。エンジンの熱はカウルのサイドフィンから放熱されますが、その放熱方向はライダーの身体を上手く避けているようで夏場でも安心して乗れます。これは本当に素晴らしい。


■Fブレーキ、Rブレーキ
F,R共にすばらしい制動力を持っています。それでいてあまり主張することがない「縁の下の力持ち」的ブレーキです。急減速する場合でも暴力的なところがなく、指先でじんわりと握る(引く)だけで、確実に止まります。とても不思議な感覚。あと、これは車体の剛性とサスとの関係もあるのでしょうが、急減速時も驚くほど挙動が安定しています。た・だ・し・・・最近気になる点が。それはFブレーキからの音鳴り。まだ走行2500Kmぐらいなのに低速域からブレーキロータが触れる瞬間にキーキー鳴りやがります。ロータの錆から発生していものではなさそうなので、今度調査予定。



■燃費
走行環境&気温によってもの凄く変わる印象。高速道路を中心に走った際は18.8km/Lでしたが、都内を中心に走った際は14.3km/Lにまで低下。どちらも急発進、急加速を抑えており、マルチファンクションLCDにはずっと「ECO」の文字が点灯していたものの、顕著な差がでました。燃費については停止、発進の回数に比例する感じ。ま、燃費を気にして走るバイクでもないので、あまり気にしないようしています。なお燃料タンクの容量は22Lもあります。バイクとしては大容量。でもハイオク使用なので複雑なところでもあります。

■パワーモードとKTRC(カワサキ・トラクション・コントロール)
まずはパワーモードについて。出力性能をフル発揮するFモードと、約75%に抑えたLモードがあります。正直低回転域では違いが分かりません。多分高回転域で差が出るのかも知れません。でも、比較する機会は今後もなさそう。なんとなく性能を抑えているというのが、もったいない気がするので、いつもはFモード。

次ぎにKTRC(カワサキ・トラクション・コントロール)について。これは滑りやすい路面でタイヤの空転(スリップ)するのを低減させる機能の事。これは、正直すごい機能だと思いました。バイクでサバゲーに行くことがあるのですが、サバゲーフィールドの近辺は大抵無舗装の荒道。砂利道のゴツゴツした道も多い。そんな中、重い車体をものともせず安定して進むので、とても感動します。


■ミラー
正しく設定すれば思いの外に良く映りますし、4500rpmまではまったくぶれません。ちなみこのミラー折りたたむことができます。そのため立ちゴケした際にも衝撃を上手く逃がしてくれて折れずにすみました。


■シート
厚手のシートのためお尻に優しい仕様です。タンデム側も同様で、CB400SBよりも遙かに座りやすいと嫁にも好評。しかし、このシート。一度取り外した後の装着が思いの外難しい。どうも上手くハマらない事が多い。


■ライト
光量は必要にして十分。ハイビームにする機会はほとんどありません。ZX-14は外側2灯がポジションランプ。その次ぎがハイビーム。中央側がロービームになっています。なので通常は4眼状態。もともとこの6眼に惚れて買ったようなものですが、6眼で走行する機会はなさそう。それにしてもこのバイク、ペットネームは「Ninja」と呼ばれていますが、全眼点灯するとナウシカのオームにしか見えません。


■最後に積載について
CB400SBはシート下に余裕がありちょっとした小物(ディスクロック)などが収納できましたが、コイツにはそんなスペースは皆無。ETCのユニットを搭載させるともうなにも入りません。しかし、一人乗りであればリアシートに物が積めますし、荷掛フックもついているので不便ってほどでもありません。


以上、簡単ながらZX-14Rのインプレでした。購入する人の役に立つといいなぁ。

2012-08-04 大型バイク購入記 後編 [3次元@バイク]

まだ大型バイクの教習を受けていた頃は「大型バイクの購入は色々なバイクを試乗してから決めよう」なんて考えていました。巷にはメーカ主催の試乗会がありますし、各ショップでも試乗会がありますので、休日のひとつの楽しみ方として興味のあるバイクを試乗しつつゆっくりとバイクを決めるのもいいな、と思っていました。ところが、いざ実際に免許を取得してみると物欲が抑えられない。性能的に今の愛車であるCB400SBに何の不満も感じていませんでしたが、なぜか心の奥底から吹き出さんばかりに渦巻く物欲。「リッターバイクが欲しい」「大型バイクが今すぐにでも欲しいっ」その物欲はまるで噴火前のマグマのように抑えようが無く、今年中に、いや、今月中に買うぞ!と時間があればバイク雑誌やgooバイクなどのサイトを眺める日々が続きました。試乗会?そんなの待てないよ!

そして購入候補として上がったのは、右記の4台。HONDAのCBR1000RRの白黒カラー、YAHAMAのV-MAX(旧型)、KAWASAKIのNinja1000、そしてZZR1400でした。色の組み合わせがストライクなCBR1000RR、中学生の頃からの憧れである旧型V-MAX、厳ついスタイルのNinja1000、そしてナウシカのオームのような顔つきでインパクトのあるZZR1400。タイプも方向性も性能もバラバラ。しかしながら心の琴線に触れたバイクはこの四台でした。

さて、この4台。流石に大型バイクだけあってどれもお高い。新車で買うつもりがなく、基本中古で購入する予定でしたが、それでも「むむむ」と唸りたくなるお値段です。やはりプラモを買うのとはワケが違う。
そんなある日、たまたま訪れた某バイク屋さんで今年発売のKAWASAKI、ZX-14Rの中古車を発見。ボクが購入を検討していたZZR1400の後継モデルになります。つーか今年発売したばかりのニューモデルです。走行距離500キロ前後。まだ慣らしも終えていない状態。気になるお値段139万円。新車で購入すると160~170万前後しますから、これは大変お買い得で、見付けた時は「おお」と声を出してしまいました。ちなみこんなバイク。


でも高い。高い。高いよやっぱり。139万円ってマツダのデミオと同じくらいのお値段です。あちらは自動車で4人乗り。こちらは二人乗り。しかも車のように荷物を積めるワケでもなく、はっきり言って実用性は皆無。しかし、実用性と引き替えにZX-14Rの動力性能は折り紙付き。最高速300Km/h、200PSをたたき出すモンスターバイクです。同じ性能を自動車に求めたら1000万円前後になるのではないしょうか。なのでいくら中古であってもこの値段なのは納得できる。できるはずなのですが・・・うーん。やっぱ高いよね。
しかし、悩んだ時間は結局1日。次の日には清水の舞台から飛び降りるつもりで購入を打診し、手付け金も払いました。諸経費込みで140万後半。ちょっと鼻血が出そうになりました。

ところが、ここから大問題が発生。
あとは残りの代金を払って納車を待つばかりとなってから営業さんから電話が。納車前の整備のためお店でカウル(外装)を外してみたところ、なんと転倒跡やフレームの歪みが発見されたというのです。これは業販オークションで手に入れたお店も知らなかった情報だったようで「事故車の可能性が高く、購入をお勧めできません」という話でした。200PSという大出力のバイクですから走行に関わる故障や不具合は命に関わります。ひどいお店だとそのあたりを黙って販売することもあるようですが、このお店は正直に教えてくれた上にはっきりと「お勧めできません」と断言。いやあ、残念でしたが、誠意のある対応で助かりました。

というわけで上記のバイクはキャンセル。大型バイク選びは振り出しに。
しかし、あと少しで手に入るという状況での購入断念によって、ボクの眼中にはZX-14Rだけしか映らなくなってしまいました。ZX14-Rの特徴的な6眼ライトの顔が寝ても覚めても頭から離れない。悩ましい。あー悩ましい。そして、結局は予算を拡大して新車購入も辞さない方向でお店を探すことに。

で、辿り着いたのがここSCS白山店。後楽園の近くにあるバイクショップです。

首都圏には他にもZX14-Rの在庫を置いてあるところがありましたが、お店の評判や値段の兼ね合いを考えるとここが一番良いように思え、平日の朝から後楽園に向かいました。条件がよければその場で契約書に判子を押す覚悟で値段交渉。

結果、車両本体と諸経費を併せて1629380円で契約成立。
バイクとしてはやはり高価ではありますが、正規輸入品のABSモデル、しかもETCを取り付けての値段としては悪くない値段だと思いました。ちなみに諸経費についてはWEB特典などで、安く抑えられ88400円。これは相場よりもずっと安い値段です。ZX-14Rは逆輸入車というカテゴリーに属しており、各種手続きが大変なこともあり、国内販売のバイクより諸経費が高く、相場はだいたい10万円前後。それがこの値段ですから驚きです。

その場でいそいそと契約書に判子を押し、意気揚々と帰宅。納車日は8月4日ということで、正月を数えるお子様のような気持ちで納車当日を待ちました。ちなみにその数日後に全ての代金を振り込みましたが、預金口座の甚大な被害状況を目の辺りにしてちょっと現実に戻ってみたり。

そして8月4日当日。この日下取り車としてドナドナされる愛車であるCB400SBに跨り後楽園に向かいました。空は生憎の曇り空。そんな天気のせいか、道すがらCB400SBと過ごした数年間の思い出が頭に浮かんでは消え、ワクテカしていた気持ちが次第にブルーになっていきました。約4年間で18000キロ。休日にしか乗ってあげなかったわりには文句ひとつ言うこともなく、走り続けたCB400SB。軽くて早くて格好いい最高のバイクでした。
お店に到着後、最後の役目を終えた愛車の写真を撮る。うう、まじ寂しい、やっぱり手元に残しておいた方が良かったかなぁと後悔。ほんと恋人と別れたような気分になります。しかし、いつまでもウジウジしていたらかえって愛車に失礼だと決心し、「さようなら」と心の中で別れを告げ、次の相棒を向かえる為に店内に。

そして新しい相棒とご対面。

うおおお、かっこえぇぇぇ!KWASAKI!ZX-14R。最高だぜ、ひゃっはー!!(・・・ちょ、おまw←CB400SBの心の声)

ブルーだった気持ちは宇宙の彼方に吹っ飛び、テンションはMAXに。曇り空どころか本格的な雨が降り出してきましたが、もう全然関係ない。早く跨りたくてウズウズしました。営業さんから操作説明を受けながら写真をバシバシ撮りまくり。ああ、マジで格好いいよZX-14R!

そして雨でびしょ濡れになりながらも無事自宅に到着し、写真撮影。

この6眼ライトのバイクが自分のモノになって本当に良かった。これで夢に出ることもあるまい。
というわけで以上、大型バイク購入記でした。走行レビューなどはまた別の機会にでも。





2012-07-26 大型バイク購入記 中編 [3次元@バイク]

実は十代の頃、大型バイクを乗り回していたのです。しかも初バイクが大型でした・・・などというヒキで終わらせた前回のエントリー。昔は十代の小僧が大型自動二輪免許を取得していることは希でしたから、バイク好きの方ならば多少興味を惹いたエントリーだったのではないかと勝手に思い込むことにして今回はその中編。

まずはいきなり結論から。何故初バイクで大型バイクを乗り回せたのかと言うと、『無免許上等!?ビキビキ』という特攻の拓的な武勇伝でもなく、超絶技能で一発試験に合格したという自慢話でもなく、ただ単純にバイクの免許を取得したのが国内ではなくカナダで取得したからというのが答えです。なんだって感じですね。すみません。

さて当時のカナダは国内の厳しい免許制度と違い、排気量の制限がありまえせんでした(今は知らない)つまり免許さえ取得してしませば、どんな排気量のバイクでも乗り回せるという大らかなものだったのです。制度上、排気量に制限がないので、当然流通しているバイクのほとんどが400cc以上の排気量。つまりは大型バイクだらけでした。そんなわけでボクが購入したのももちろん大型バイク。YAHAMAのVirago550というバイクでした。

本来ならばこの辺りで若い頃の自分写真とVirago550の写真を掲載しつつ話を進めたいところですが、押し入れをいくら探しても昔の写真が出て来ない・・・うーん。どうしたものか。まあ、いいか。今度で。

国産アメリカンバイクとしてロングセラーとなったVirago。しかし発売当初のモデルは現在知られているようなロー&ロングなスタイルではありませんでした。ボクが購入した当時のViragoはやや高めの車高。分厚い二段シート。左右二本出しのマフラー。そしてドライブシャフト駆動と、アメリカンバイクと呼称するには躊躇せざる得ない不思議(中途半端)なスタイルのバイクでした。アメリカンバイクらしいエンジンの鼓動も少なく、排気量の割には低速トルクもごく普通。Viragoの語源である「じゃじゃや馬」という言葉が似つかわしくない「おっとり型」のバイク。それがViragoでした。しかしながら赤いメタリックレッドのタンクと銀色に輝く空冷V型エンジンはとても美しく、ガススタで店員のお兄さんに褒められたときはまるで彼女を褒められたような気分になったのを思い出します。

カナダのわりと北の方で暮らしていたので冬は氷点下40℃。春も、秋も油断していると凍え死にそうな寒さになることが多かったので、バイク生活は夏のほんの一時。その僅かなひとときが故に、この相棒との思いではかけがえのないものになりました。最後はクリスマスの日に盗難に遭うという悲しい別れでしたが・・・。

次に購入したのがSUZUKIのGS650Lというネイキッドバイクでした。個人取引でわずか500ドルという値段で購入したこのバイク。買った初日にアクセルワイヤーが切れるという不具合を乗り越えた後は特にトラブルを抱えることなく、多くの思い出をボクと共有しました。ポジションランプ(今、ギアが何速か分かる)を装備しており、メータ周りのデザインが秀逸だったため、跨るだけで「その気に」させる素敵なバイクでした。デカくて重いわりには扱いやすく、まさに人馬一体と表現したくなるバイクでした。

上記二台のバイクがボクの青春時代のバイク遍歴です。日本に帰国してからは生活に追われバイクへの情熱は遠ざかっていきました。せっかく取得した海外免許を国内免許に書き換えることもせず、いつの間にか30代に。しかし、その前後から観戦を始めたMOTOGPとういうバイク選手権から再びバイク熱が蘇りました。

よし、もう一度バイクに乗ろうと!そう決意したものの肝心の海外免許はすでに失効済みでした。再び取得するには一度カナダに戻って手続きをやり直すか、国内で新規に免許を取得するしかありません。カナダへの旅費と手続きの煩わしさを考えると新たに取り直す方が楽だと考え、まずは教習所で普通自動二輪を取得。そして購入したのがHONDAのCB400SB「REVO」というバイクでした。

このバイクの魅力についてはまた別のエントリーで書く予定なので割愛しますが、本当によいバイクでした。大型バイクを購入するにあたって手放しましたが、予算と保管場所に余裕があれば手放さなかったであろうバイクでした。このブログを観ている方で400ccのバイク購入でお悩みの方がいるとしたら、強くお勧め致します。峠での操作性と俊敏力、高速道路での安定性。都内での利便性、タンデム(二人乗り)を苦にしない馬力。本当にどの分野でも非常に高レベルな良バイクです。マジお勧め。

さてさて、ようやくここから大型バイク購入記の本編・・・といきたいところですが、それは後編で(オイ!)

最後に当時のカナダの免許取得方法がとてもフリーダムだったのでその話を。日本の特定郵便局程度の小さな免許センターでバイク免許の取得の意思を示すと、その場で四択形式のテスト用紙を渡されます。後日ではなく当日その場で渡されます。そしてこの試験に合格した時点で仮免を取得できます。ボクの場合、一度目は不合格でした。しかし合否の判定後にどこを間違えたのか事細かに説明をしてくれる親切設計だったおかげで2回目は無事合格し仮免を取得しました。この仮免がカナダ独特で、『免許取得者が同乗あるいは併走していれば路上でバイクを運転できる』という空恐ろしいモノでした。

そして信じられない事がさらにもう一つ。本免許を取得するために受ける技能試験は指定された試験会場に自前のバイクを持参し、そのバイクで試験を受けるという今思い出しても聞き間違えだったのではなかろうかという破天荒なものでした。路上でバイクを運転する許可を得るために自前のバイクで参加しなくてはならない・・・なんという矛盾!

そして技能試験がこれまた不可思議な形式でして、まず試験会場は大型スーパ(ウォール・マートみたいな所)の駐車場でした・・・日本ではクローズされた教習所か警察の試験場ですよね。法律や安全面から考えても当たり前です。ところがカナダではスーパの駐車場。おもいっきり私有地です。事故が起きる可能性をまったく考慮していません。そんなスーパの駐車場で待機していると試験官が登場。

試験官は髭面グラサンの怪しげなおっさんでした。バイクの免許についてカナダでは民間委託どころか個人委託されているようで、このおっさんの本業は長距離トラックのドライバーさんで、試験官はアルバイトとのこと。
「昨日まで1000キロ走って寝不足だぜ。ボーイ。WA,HA,HA」というおっさんに促されてパイロンを使ったスラロームと8の字走行を行い、最後に近所の路上を一周して終了。コケたり信号無視をしなければ大丈夫という事前情報どおり、あっさり合格しました。免許取得に関わる諸経費についても思い出せないほど安価で、普通二輪、大型二輪、併せて20マン弱かかる日本に比べて夢のような試験制度でした。


2012-07-23 大型バイク購入記 前編 [3次元@バイク]

ここ数ヶ月ブログの更新回数が目に見えて少なくなってる当ブログ。着々と放置ブログへの道を辿っているような気がしてなりません。しかし、別に飽きたわけでも、やる気が無くなったワケでもありません。まだ書きたいネタもたくさんある!ということで更新回数V字回復を目指して今日から再度気を入れ直してがんばりたいと思います・・・って書くブログの大半がその後ネットの海に沈殿してきたのを目撃している自分としてはあまり更新回数に拘らずマイペースにやっていこうと思います。

で、本日はバイクネタ。現在乗っている400cc のバイクから大型バイクに乗り換えるべく最近大型二輪免許を取得しました。

ヘタレなので試験場で一発試験に挑むのは無謀と判断し無難な教習所をチョイス。近所かつ首都圏では最安値圏のお値段で免許を取得できるKANTOモータースクールに入校しました。この教習所。通年何かしらのキャンペーンをしており自分が入校したときもキャッシュバック込みで72,000円前後でした。普通は10万円前後しますから価格破壊といっても過言ではない安さです。でもこれにはちょっと裏があって、このキャンペーン価格は平日日中帯限定というプランのみに適用されるのです。土日休日併用だとプラス5000円が必要なので平日休みが取れない方は注意が必要です。
まあ、それでも安いとは思いますが。

シフト制の仕事のため平日でも休みが結構取れたので上記お値段で5月末から教習開始。
教習車はXJR1300というヤマハのネイキッドバイクでした。このバイク激重い。車両重量+車体ガードで約260㎏もあり押し歩きや引き起こしには苦労しました。普段乗っているバイクが如何に軽いのかを涙目で実感。とは言いつつも、乗車してしまえば思いの外乗りやすくスラロームやクランクなどの課題では中々のコントロール性能を発揮。またしなやかなオーリンズ製のサスが素晴らしく大型二輪特有の課題である波状路もなんなくこなし流石ホンダのCB 750の後継として教習車に選ばれただけあるなと感心するバイクでした。

さてさて、何度かバイクをぶっ倒しつつも順調?に一段階、二段階をクリアし卒検も無事に合格。7月初旬に晴れて大型二輪を運転できる資格者に返り咲きました。

・・・ん?返り咲きとな?そう。実は十代の頃、大型バイクを乗り回していたのです。しかお初バイクが大型でした。ということで次回、バイクの思い出というか過去編になります!?誰も期待していないのは重々承知!!
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