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2012-04-11 『Fate/Zero』2ndシーズン開幕と801(矢追)的なにか。 [2次元@アニメ/コミックス感想]



『Fate/Zero』の1stシーズン終了から4ヶ月。ようやく2ndシーズが開幕しました。変態元帥ことキャスターにより冬木市に現界した海魔。ボス然としたその巨獣に果敢に立ち向かうセイバーさん。王としての在り方をイスカンダルにダメ出しされて悄然としていたセイバーさんが、それまでの鬱憤を晴らすかのように勢いよく水面を駆け抜け、いざ海魔を倒さんとする飛び上がるシーン。さあ、これからセイバーさんのターン!と誰もが期待と興奮でテンション最高潮になったところで唐突に終わってしまった前回。週刊少年ジャンプも真っ青の強烈なヒキにみなさん懊悩焦慮したのではないでしょうか。次回は4ヶ月後に再開という告知には原作を既読の自分ですら「不完全燃焼なんだよ?そうなんだろ?そうなんだろって~♪」と神様ドォルズの主題歌を口ずさんでしまうほど。「ゼロに至る物語」というキャッチコピーに反し、回を重ねるごとに魅力が乗算されていった作品でしたので、この4ヶ月の中断は辛かった。お預けをくらった犬のごとく悶々とした日々を過ごしていましたがようやく満を持しての「再会」です。期待と若干の不安を抱きつつ放送された第十四話を視聴。

航空自衛隊の戦闘機F15の2ショットからセイバーさんが海魔を一刀両断するシーン。のっけから前回と同等、いや、より緻密でスタイリッシュな作画。そして劇場版もかくやという迫力に興奮を覚えつつ期待を裏切らないクオリティに安堵しました。間を開けたTVシリーズの場合、新規の視聴者を取り込もうと前回のおさらいを挿入したりしてこれまでの勢いを削ぐ場合がありますが、そんな愚を犯すこともなく、前回からのテンションとスピード感を上手くを引き継いでいました。前回を未見で、いきなり2ndシーズンから視聴した方はジェットコースターに途中乗車したような気分を味わったのではないでしょうか。

それにしても新オープニングが流れる前の雨生龍之介の台詞が秀逸です。迫り来る海魔を仰ぎ見て歓喜の声をあげる龍之介。「主はいませりィ」と叫びますが賛美歌の「主は来ませり」にも聞こえて、ようやく待ち望んだモノが来たぜ!という視聴者の気持ちをまるで代弁しているかのようでした。

無限再生する醜怪な海魔に苦戦するセイバーやライダー。魔道士の歪んだ矜持を持つ時臣と変容した正義感に蝕まれた雁夜の対峙など見所の多い30分でした。短い時間ながら全力投球、一気入魂といった感じです。そんな中でも今回特に制作陣が力を入れていたのは金満王ギルガメシュッと暗黒騎士バーサーカの空中戦でした。アフターバーナ吹きっぱなしで急加速、急旋回するF15J。最大速度マッハ2.5を誇る戦闘機がバーサーカーの魔力によりさらに強化。機体の性能限界を遙かに凌駕したスピードで金満王を攻め立てる。そして凶悪な追尾性を得たAIM-7「スパロー」ミサイルが火を噴く!しかしそれらをなんなく躱す金満王ギルガメッシュ。雲海の狭間で飛び回る両者。マクロスを彷彿とさせる流麗かつダイナミックな空中戦の描写は息を飲むほど迫力がありました。今回傍観するだけで特に活躍の場がなかったランサーさんも同じ感想を抱いたのではないでしょうか。

というわけで、いささか唐突ながら今回最も目を惹いた空中戦にて活躍したギルガメッシュの飛行体「ヴィマーナ」について801(矢追)的に語りたいと思います。ヤオイではなくオカルト研究家の矢追純一的ですので、別の意味で期待された方がいましたら先に誤っておきます。すんません。今月のヤングエースの付録「男だらけのポスター」を手にして途方に暮れていたときから考えていたネタで、ここから先は中身がいつにも増してゼロな上に出鱈目だらけなので寛容な方だけお付き合いください。


さて、劇中でF15戦闘機のパイロットから「UFO」と呼ばれていたこの「ヴィマーナ」実に興味深い代物です。三角錐形状のそれは現代から古代までの武器が乱舞する『Fate/Zero』の中でも異質な存在でした。展開したエメラルド色の両翼のデザインは有機的ながら未来的で、歴史&魔法ファンタジーの乗り物というよりも宇宙SFモノの世界のそれでした。まさに銀河の果てまで飛んでいきそうな宇宙船の雰囲気。古今東西あらゆる神秘的遺物「宝具」の宝庫ゲート・オブ・バビロンとはいえ「宇宙船」はないんじゅないの?と思った人も少なからずいるのではないでしょうか。しかし古代の遺物や残されたリリーフ、あるいは文献の中には「宇宙船」としか思えない存在が見え隠れしているのは紛れものない事実。トルコの遺跡にて発掘された3000年前の物とされるロケット型の模型、コロンビアにて発掘された黄金スペースシャトル。日本では古事記に登場する天の羅摩船がUFOではないかと言われています。また有名な遮光器土偶などはその形状からして宇宙服を着用した人にしか見えず、それは同時にUFOの存在を暗に示唆しているとも言えます。古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』と「マハーバーラタ」に記述されいる「ヴィマーナ」もまた現代の飛行機の性能を凌駕するオーバーテクノロージー的記述があり、外宇宙由来の飛行体と言う説もあるとかないとか。

そしてギルガメッシュとの関わりですが、古代シュメール王朝の伝説的な王ギルガメッシュと女神イシュタルの神話に垣間見ることが出来ます。ギルガメッシュへの片思いをこじらせてヤンデレ化したイシュタル。「天の雄牛」を地上に使わしてギルガメッシュの民を襲うものの、結局ギルガメッシュによって撃退される話ですがこの話に登場する女神イシュタルは発掘された像を見ると、頭部のヘルメット形状や背に生えた翼などから女神というよりも宇宙人ではないかとも言われており、仮にそうであれば「天の雄牛」はUFOだったとも考えられます。そしてこの戦いによって鹵獲したのが今回の飛行体ヴィマーナというわけです。設定画を見ると、両翼展開時における左右の先端構造は牛の角に見えなくもない。ちなみにシュメール人は歴史上最初に「竜」信仰を始めた民族とされています。そしてこの竜もまたロケットやUFOなどの宇宙的飛行体が変化したものではないかという説もあり、翻って彼らもまた宇宙からの来訪者だったのではないかとも考えられています。空想上の生物と思われていた竜が宇宙的存在とされるのには違和感を覚える方もいるとは思います。ところが驚くことに竜=UFOであるという証拠が意外な事に我々にとって身近な漢字に残されている事にお気づきでしょうか。例えば「籠」あるいは「篭」という漢字。物を入れる半球状のカゴになぜドラゴン(竜)という文字を使ったのか。文字の成立からして冠の「竹」を使用するのは納得です。編み「カゴ」といえば当時も今も竹は一般的。しかしその下に竜を使う必然性はありません。しかしその形状を思い浮かべるとさもありんと首肯するはず。そう。ひっくり返したカゴの形状は目撃報告のあるUFOのそれではありませんか。

なんだってー!byマガジン編集部。



・・・・というわけで『Fate/Zero』2ndシーズン開幕と801(矢追)的なにかでした。
実のところオカルトは門外漢ですが、以前読んだ高橋克彦著「竜の棺」を思い出しながら書いてみました。


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