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2013-12-04 HGベアッガイⅢ [2.5次元@フィギュア/プラモ]


当ブログには「フィギュア/プラモ」というサブカテゴリーがあります。しかしながら、このカテゴリー内の記事にあるのはフィギュアのレビューかワンフェスのレポートばかりで、プラモの「プ」の字も無いという有り様でございました。まさに看板に偽りありというか、今流行の偽装表示というやつでした。深く陳謝すると共に、再発防止に努めていきたいと思う次第でございます。スンマセン(謝ってない)

というわけで、いささか唐突ながら、本日はガンプラのレビューでもしたいと思います。今回、制作したのはHGベアッガイⅢでございます。本作のパイロット版とも呼べる「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」にて、ガンプラファンの度胆を抜いたキワモノ系モデル、「ベアッガイ」。その進化版が今回の「ベッアッガイⅢ」になります。メッカぽさがまだ多少残っていた先代に比べて、ガンダムの世界感から完全に逸脱したデザインです。しかし、「カワイイは正義」という確固たる信念が見てとれてむしろ好感が持てます。なによりその制作者であるコウサカ・チナ嬢と同じモノが手に入るというのがロリ的に嬉しい。

さて、既に多くのガンプラ系ブログにて超絶ハイクオリティなベアッガイⅢが紹介されており、私のようなへっぽこモデラーの出る幕は無さそうです。てなわけで、当ブログでは、外装部の工作や塗装に力を注がずに、別の路線でがんばっていきたいと思います。

それでは制作を始めます。まずはニッパーとデザインナイフでゲートから各パーツを切り出し、パチパチと組み上げていきます。ときおり、パーツを手でもぎ取ったり、爪切りで切り離すワイルドな方もいますが、最初に丁寧に切り出した方があとあと楽。多少値は張りますが良く切れるニッパーとデザイナイフは購入しておいて損はありません。ただし、デザインナイフは切れ味鋭いため取り扱いに注意が必要。気をつけないと指を切ってガンプラを血に染めてしまいます。(ほぼ毎回染めている)
リボン部は軟質素材。えぐれてしまったりするとリカバリーが面倒ですから丁寧に切り出します。説明書には他のパーツと同じく「スチロール樹脂:PS」と表記されていますが、絶対違うと思う。

HGシリーズ、とりあわけベアッガイⅢはパーツが少ないのでガンプラ初心者にもオススメです。びっくりするほどサクサクと組み上がっていきます。

足のパーツも驚くほど少ない。それでいて可動域が広いのが嬉しい。ガンプラでは必須の間接部の合わせ目処理はパス。ちょっとばかりヌルい作りの方が愛嬌があるような気がするのでこのまま進めます。というか説明書のサンプル画像でも合わせ目消していなかったしね。(いいわけ)

もともと大きめな水陸両用のモビルスーツ「アッガイ」。144分の1スケールにしては作りごたえのある絶妙なサイズになっています。MGのアッガイはちょっと大きすぎるのでこれぐらいが丁度よいです。

とりあえず仮組終了・・・って、肩のパーツを忘れいてる。


さて、後は墨入れ後に水性のトップコートでツヤを調えれば、一応の完成になります。ここで制作を終わらせてもよかったのですが、今更パチ組レビューもあんまりなので、ここから少してを加えます。

ベアッガイⅢは、眼鏡っ娘ヒロイン、コウサカ・チナ嬢が制作した初めてのガンプラという設定になっています。丸みをおびた熊型デザインのベアッガイに某テーマパークの人気者と同じカラーリングを施し、さらにリボン風の飛行ユニットを装着させて「かわいらしさ」を上乗せしたのがチナ嬢のベアッガイⅢ(さん)。大人しそうに見えて、ちゃっかり主人公の嫁の座をゲットしたチナ嬢らしい計算高さを感じます(褒めてます)。しかし、最も驚くべき要素はやはり、内部に「綿」を詰めていたという事でしょう。「ガンダムビルドファイターズ」第九話「想像の翼」にて、発覚したその事実はガンプラがモビルスーツであり、当然内部は金属の塊であるという固定概念を打ち破る画期的なものでした。

チナ嬢曰わく、ベアッガイⅢは「カワイイぬいぐるみ」から「ロボット」になったという設定。そのため、わざわざ綿を詰めたとのこと。内部カスタムで電飾を仕込むのはありますが、なんの役にもたたない綿を詰めるというの見た事がありません。ということで今回、チナ嬢と同じく実際に綿を詰めてみることにしました。アニメをでは綿飴のようなピンク色の綿だったので、それらしい色の綿を手芸屋で購入。



胴体内部はおおきなスペースが確保されています。ピンセットで綿を押し込むように詰めていきます。綿には弾性があり、ぎっしり詰めるとやがて反発力でパーツが分離してしまう可能性があります。なので、プラモ用の接着剤で接着します。

腕や足のパーツにもせっせと綿を押し込んでいく。制作中、なぜかカニを食べに行きたくなる。

主人公のセイ君がアッガイⅢを持ったときに首を傾げたように、稼働部にも綿が詰め込まれていたと考えられます。同じように可動がぎこちなくなるのを厭わずに綿を詰め込みました。

頭部は「是非たくさん綿を詰めてください」とバンダイ制作陣の声が聞こえそうな程大容量スペースが確保されています。

おかげさまでぎっしりと綿が入りました。綿と言えども手に取ってみた感じ、あきらかに重みが増していました。



さて、ようやく綿詰め作業が完了。お次はフェイスパーツで遊んでみることにします。ベアッガイⅢには豊富な表情パターンのシールが用意されています。しかしながら、差し替えできる「フェイスパーツ」は二つしかありません。つまりベアッガイⅢで色々な表情で遊ぶにはシールを貼り替える必要があるのです。表情シールは、標準のガンダムデカールよりも厚みがあるものの、特別に耐久性のあるシールとはいかず、おそらく数回張り替えたら破れてしまう可能性大。10種類ある表情のうち実質二種類しか試せないなんてさて、ひどいよバンダイ。・・・と嘆いていていても仕方ないので次善策を検討します。深考すること数分。導き出された答えがコレ。

プラモ屋に走ってもうひと箱購入!パーツが足りないなら、もう一つ買えばいいじゃない、というマリーアントワネット風の発想です。パーツだけをバンダイに請求する術もありますが、待っている時間がもったいないですし。

これで差し替え可能なフェイスパーツは計4つになりました。あとはフェイスパーツにあらかじめ整形されている窪みをパテで埋めてシールを貼りやすくなるように整形すればOK。

パテの色とパーツの成型色との色差がありすぎていくら厚塗りしても目立ってしまうのでサーフェーイサーを吹きます。グレーとホワイトがありますが、黄色いパーツは隠蔽力が弱く、グレーを基調にすると暗い黄色になってしまうのでホワイトを選択。

あとは適当に調色した黄色を吹いて、乾燥したのちに目のシールを貼って完成。色味が多少ちがっても気にしない!なお、全身塗装してしまうと、ガシガシ動かして遊ぶことができなくなるため、今回はこのフェイスパーツのみ塗装です。あとはヒケ(プラスチック成型時にどうしても生じる歪み)をなくすために、全身を600、800、1000、1200、1500、2000という番目の紙ヤスリで磨いて終わり。

ということで、ようやく完成。まずは「ノーマル」つーか真顔verから。

後ろ姿。ジオン公国が誇る水陸両用にはまったく見えない。



次は×顔。マンガチックな表情がこれほど似合うガンプラがかつてあっただろうか。



怒り顔。どんなにかわいくたって所詮熊ですから怒ると凶暴なのはアニメでも現実でも同じ。ビームサーベル風のオプションを両腕に装着可能です。




そしてアニメの中でも最も印象的だった当惑顔。ヌルい感じが素晴らしい。この顔で夕日を背景に特訓するシーンは笑えました。またノーベルガンダムを一撃で仕留めた際の表情もコレ。ある意味でキメ顔。



支えもなく、片足立ちが可能なことに驚愕。すごいぜベアッガイ。


最後に残った綿で、ナイトガンダムに左手をぶった切られたところを再現。


口内からメガ粒子法ならぬ、メガ綿砲を発射。チカちゃん曰わく「綿を詰めすぎたみたい」とのことですが、偶然飛び出したとは思えない程の噴射力でした。


以上、作ってたのしい、動かして楽しいベアッガイⅢのレビューでした。

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